不動産購入エピソード

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嘘でしょ!ブラックリストに載っちゃった!

「当銀行の審査の結果、お申し込みの融資については不承認となりました」

こんな回答が、マイホームローンの申込みをした銀行からきたAさん。
年収も勤続年数も十分融資基準を上回り、
窓口の相談に乗ってもらっていた行員さんからは、
「融資はまず問題ないでしょう」
と言われていただけに思いがけない結果に呆然としてしまいました。

不承認の理由を問いただしても、信用上の理由で、としか教えてもらえません。
やむなく他の銀行に書類を揃えて融資の申込みに行くと、
5日後にまた「不承認」の返事が…。
どうも納得行かず、借入ができない理由を教えて欲しいと食い下がったところ、
「個人信用情報にあまり良くない記載があるようで、
それ以上はこちらでもわからないため、
直接、信用情報機関に記載内容を見せてもらっては?」

との回答が。

自他ともに認める几帳面な性格なAさん、
レンタルビデオの延滞すらしたことが無く、
これは絶対に何かの間違いに違いないと思い、
信用情報機関に調べに行くことにしました。

<信用情報機関とは>
主な所で、全国銀行個人信用情報センター(JBA)、CIC、CCBなどがあり、
個人の信用情報を有料で金融機関や、
保証会社に提供するのが主な業務。
個人の信用情報には、延滞記録、破産記録などの他、
消費者ローン、キャッシュカード等の取引情報や
照会記録(だれかが、あなたの情報を見た記録)などが記録されている。


Aさんは銀行系の利用が多い、
全国銀行個人信用情報センターの岐阜支部(岐阜銀行協会)に行き、
自分の信用情報開示の申込みを書き、順番を待ちました。
そしてしばらくして名前を呼ばれ、ドキドキしながら登録情報開示報告書の内容を確認すると、
なんと、4年前のカードローンの延滞が事故記録に載っているではありませんか。

4年前、学生だったAさんは東京に住んでいて、カードローン(12回払い)で靴を買いました。
その後岐阜に帰郷したのですが、最終払いの前に引越してしまい、
更に東京の銀行の預金残高が足らず引き落としが不可能に。
督促のハガキも郵便物の転送届けが出ていなかったため、
差出人のクレジット会社に戻ってしまっていたようでした。
本人はてっきり全額支払い済みと勘違いをしていたため、
1回分の約2000円が未納で延滞、焦げ付いてしまったのです。

事情を話しても、延滞記録としては削除できないとのこと。
結果として、たった2000円の延滞の為に、
信用情報に記載され、記録が残る約5年間は、融資が受けられない事になってしまいました。
もちろん欲しかったマイホームも今回は諦めることに。

Aさんの場合極めて運の悪いケースですが、
ローンの延滞記録が個人信用情報に載ると、新規の融資は致命的になる事は避けられません。
(最近、当社の取引銀行で延滞記録がある方の融資が通ったケースがありますので、
絶対とは言えませんが)
昔に比べ、マイホームローンも借りやすくなったとはいえ、
このようにシビアな面もあると言うことをお忘れにならないでください。


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