不動産購入エピソード

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物件訪問でのトラブル

今回は、以前起きた物件訪問のトラブルの話です。
その物件というのは「中古住宅」で、売主さんは入居中でした。

通常、入居中の物件に関しては、広告には現地の地図を入れませんので、お客様から場所や詳しい住所を聞かれる場合には、最低でも、そのお客様の氏名や連絡先を確認してから、教える事になっています。
それから、お客様が売主さんの迷惑にならないよう十分配慮していただきながら外観を見ていただいて、次に中のご案内を希望される場合には、当社に連絡をいただいて見学日の日時を売主さんと調整させていただきます。

ところが、広告でお問い合わせのお客様の中に一人、売主さんのお宅に直接訪問してしまい、当社の立ち会いを抜きで見学をしようとした方がみえました。
でもその時は、何も聞かされていない娘さんだけしか家にいなくて、「家の中を見せてほしい」と突然言われても何が何だか分からなかった娘さんは、パニックになってしまったとの事でした。

結局、そのお客様は見学をする事が出来なかったのです。その事は、後から売主さんに聞いた事なんですが、実は、その娘さんと言うのは高校の受験前で、自宅を売却する事は、受験勉強の刺激になると思い、親心として何も話しをしていなかったそうなんです。

ですから、こちらも売主さんに事情を説明して、謝罪を致しました。最近では、住宅ローンの借金を返済するために、泣く泣く、自宅を売却される方が増えてきましたので、現在物件をお探し中のみなさまも、特に入居中の「中古住宅」を見られる際には、十分ご配慮していただけるようにお願い致します。売り主様に迷惑をかけてしまっては、せっかく物件が気に入っても契約はできません。


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