バイヤーズ・エージェント(買い手代理人)!?
ずいぶん前の話になりますが、「バイヤーズ・エージェント」という聞き慣れない言葉が紙面に載ったことがありました。
記事を要約すると、建設省が来年度には不動産仲介のシステムを抜本的に見直し、売主から売却の依頼を受けた業者が、直接買主を探すことを禁止し、買い手は購入に際し不利益が生じるのを防ぐ目的と、購入条件の交渉のため「バイヤーズ・エージェント(代理人)」を自分で選出し、購入までの代理を依頼し、代理手数料を支払う、という趣旨のものでした。
この記事の顛末は内容に関して言えば日本経済新聞社のデマということで落ち着きましたが、この業界に与えたショックは計り知れないものでした。物件をお客様に紹介さえすれば仲介手数料が当然入ってくるものという今までの認識を根底から覆されてしまったからです。当社においても少なからずの動揺はありましたが、社長はいたって冷静で
「お客様が不動産を自由に選べるように、不動産業者も自由に選べて当然でしょ。不動産業者は情報力でなくてサービスや信頼面で勝負できないようでは淘汰されて当然。手数料に充分見合うサービスをすればいいだけだ。」
他社業者に比べれば、という点ではサービスにも自信がありましたが、手数料に充分見合うだけのサービスといわれるとまだまだ企業努力が至らないと痛感。
そんな中でも他社でみかけた物件をわざわざ当社で仲介してほしいといううれしい依頼も頂いています。
手数料を払ってでも鵜飼不動産で購入したいと言っていただけるよう、それに見合うサービスを意識して、更にグレードアップしていきたいと思います。
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