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タブー連発!?
業界の舞台裏
タブー連発!?不動産業界の舞台裏
アメリカン不動産業者 視察道中膝栗毛(2)



いざアメリカへ!


某月某日・名古屋空港(時代を感じますね!)にて集合。総勢7名にて一路、ロサンゼルスへ。 時間にして約8時間の長旅でしたが、共通の話題が多く思ったほど苦痛はありませんでした (タバコが吸えないことを除けば)。

メンバーは、岐阜の不動産業者4名、新潟県の不動産業者1名、静岡の不動産業者1名、プログラマー1名。国内の不動産業者セミナーや研修会で知り合った仲間です。一番の話題となったのは、どうやら今後、数年の後には、不動産業界の仕組みや仲介のスタイルが大きく変化を迫られていきそうだということでした。

その理由としては、

① 不動産情報がインターネットなどを通じて広く一般に開示されていく中で、物件情報そのものの価値が薄れてしまった。
② 不動産業界の高年齢化がすすみ(平均で60歳以上!!)、従来の業界の考え方が社会に適応できなくなっている。

大まかに以上の2点があげられますが、さすがに今回のメンバーは各社独自の発想をもってすでに対応を模索しているという印象を受けました。その中でも特に参加者の注目を集めたのが、当社の「ドリームゲート」でした。

特に、不動産購入希望者に対して、積極的に不動産取引の情報を提供し、そのうえでお客様からの不動産業者への要望を自社のサービスに反映させていくという発想がとても理にかなっているとえらく持ち上げられて、くすぐったいやら、恥ずかしいやら。

とにかく、最終日まで、当社のお気楽社長の部屋には、話を聞きたい業者の来訪があいつぎ、訪米中は、ほとんど寝る暇がなかったそうな。

なにはともあれ、ロサンゼルス空港についた一行は、ダウンタウンにある日本人街のホテルに直行。その日の日程を消化しました。


アメリカンは住み替えがお好き

訪米翌日は、現地日系人の不動産業者と共にロサンゼルスの中古住宅と建売を見学しました。

現地に行く前に不動産業者の事務所に集合。そこで驚いたのは、社長の日系人以外は全社員女性ということ。さらに容姿もきれいな人ばかり。
よくよく聞いてみると女性営業が多いのは何もこの会社に限ったことでなく、全米の不動産営業の内7割近くが女性で、成績の良い営業マン(ウーマン?)の中にはモデルばりのルックスの女性が少なくないとのこと。
余談ですけど、女性営業がお客様を案内したりする場合は、レイプの危険があるので決して一人で案内せず、ボディーガードの男性を連れて行くそうです。

話がそれてしまいましたが、アメリカの中古住宅は、とても中も外も綺麗で、古くささが全くなく、中古といっても、築10年の物件も築30年の物件も全然見分けがつかないくらい。

理由は、湿度が低く、年中温暖で降水量も極めて少ないという気候で建物が傷みにくいということもありますが、もう一つ大きな理由があります。

アメリカ人は、とても住み替えするのが好きで、大抵の人は5年~7年で住んでいた家を売ってしまって、新たに中古住宅を購入するそうです。
そして、売る前には必ずと言って良いくらいリフォームをして綺麗にしてから売りに出します。
もちろん、それは高く売るためなのですが、結果として家が傷む前に定期的にリフォームするために家の平均寿命も50年以上といわれています。
日本のように築30年位で建て替えるなんて事はほとんど無いそうです。

日本の住宅の発想は、農耕民族がゆえに土地が基本になっていて、一度家を建ててそこに落ち着いてしまうと、まず余程のことがない限りその土地を離れることは少なく、建物が住人に合わなくなれば、壊して建て替えるか、増改築してでもそこに居続けようという人がほとんどですが、アメリカのようにライフスタイルの変化に合わせ住み換えるという発想は、資源を無駄にしない意味で有効だと思いました。


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