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今回は「購入時期」というものに注目してみたいと思います。

以前に、わたしのお客様で子供さんの入学時期までに、土地を購入して新居へ移りたいという方がみえました。
新築のスケジュールは

「プランの打ち合わせ」→「設計」→「建築確認申請」→「着工」→ 「完成」→「引越し」

となり、最低3ヶ月から長くて6ヶ月ほどかかります。

では、土地を購入するとしたらいつが限界点でしょうか?
逆算すれば10月末までに土地を購入すれば入学時期に間に合う場合が多いと思います。

ただし、条件としては即建築が可能ないわゆる「完成宅地」であることが必要で、皆様が物件の現地をご覧になるとまだ整地もされていない田や畑という場合もあるかと思います。今回取り上げるお客様が検討していた土地も、現況が田になっていて、しかも全体の面積の半分を分筆して売却するという物件でした。それが、10月の中旬くらいだったと思います。

売買契約はすぐにでも出来る状態でしたが、建築するまでには、

「売買契約」→「土地の測量および分筆」(約1ヶ月~2ヶ月)→ 「農地転用届」(約2週間)→「引渡し」→「造成工事」(約一ヶ月)

と、建築にかかるまでに最低4ヶ月かかります。前期の建築スケジュールをある程度同時に進行させたとしても、土地を買ってから入居までの期間は最短で7ヶ月、最悪の場合10ヶ月かかるという計算になってしまいます。結果的にその物件では間に合わないというのが結論でした。

もし、現況が田や畑でなければ、農地転用届や造成工事は省略できるし、分筆が伴わなければお客様のご希望がかなったわけですが、結局その物件に匹敵するものがその後もみつからず、念願だった新築から一転して中古住宅を購入されました。

結果として、将来に建て替えの余力を残すことができましたし、希望の地域で見つかって、無事入学までに入居できて喜んでいただけたので結果オーライではあったのですが。

土地の購入をお考えの方は、今回の話を参考にされて購入時期について改めてご検討されてはいかがでしょうか?皆様によりよいアドバイスや最新の情報をご提供できるよう心がけていますので、うかい不動産にぜひご相談ください!
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