いざ現地見学、これだけは見て帰ってください
売主側の物件売却の理由や環境の良し悪しなど、不動産購入に関する心配事は尽きませんが、それらの調査はわれわれ不動産業者にお任せいただくとして、お客様が現地をご見学に行かれるとき、最もご注目すべきポイントとはなんだと思われますか？
まず、もう一度ご家族の不動産に対するご希望条件を思い出してみてください。なんのために不動産を購入するのでしょう。そして、その物件は本当にその目的にかなっているのでしょうか。
お客様のご新居への夢の程度を測ることは、どれほど優秀な不動産営業マンといえどもできません。逆に、当社では厳にそういったアドバイスを行わないよう戒めています。どれほど物件単体としての評価が高かったとしても、お客様ご自身が幸福な生活を営めるのでなかったら、そこを買う意味がないからです。
不動産業者が経験を生かして行えるアドバイスは、物件の価値についての客観的な意見だけです。その不動産を買って実際にご家族が幸せになれるかどうかを、『家族として一緒に生活した経験』のない業者がアドバイスできるわけがありません。
現地にご見学に行かれた際は、境界杭があるかないか、隣の建物や地中埋設物が境界を越境してはいないか、といったご心配は一切お忘れください。そのような、業者なら必ず調査するような内容については、当社が責任を持って調査いたします。
お客様には、それよりもまず、実際にそこで生活したらどうなるんだろう、ということをこそ見ていただきたいのです。景色、買い物や交通の便、散歩コース、近所の人々の暮らしぶりなど…、その場所で生活することを目的とした視点で、物件本体からその周辺の環境まで、じっくりご覧ください。
買う、買わないの最後の決断をする前に、具体的な未来のイメージ作りをぜひ行ってみてください。
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