現状有姿と残留物
一般に、中古住宅の売買は「現状有姿」が通例となっています。 これは簡単に言うと、 「見ていただいたまま売りますよ」 ということです。もちろん、それはあくまで「家」についてのことで、家の中の家具や調度品は、原則的には売買対象に入りません。
ただし、売り主様から、 「このエアコンはつけておきます」 「カーテンも新しいので使ってください」 等とお申し出いただいた場合は、それらの物品も契約に含まれることになりますので、目録を作成して引渡し時にご確認いただかなければなりません。
また、時には売り主様が放置して行かれる物もあります。これを「残留物」といいます。ゴミのようなもの、写真のような捨てにくいものなどは、残された方も困ってしまいますね。ほとんどの売り主様は、中古住宅を引き渡す際は掃除までしておいてくださいますが、掃除はおろか、残留物までたっぷり放置していかれる売り主様も、時にはいらっしゃいます。
もっとも、こうした事はあらかじめきちんと取り決めを行うことによって避けられます。 せっかくいい物件が見付かり、契約、引き渡しまで順調に進んだのに、引っ越してきたら新居が前住民のごみだらけ…、では、お客様もがっかりしてしまいます。
そのようなことにならないためにも、仲介業者は決済前に物件の状態を必ず確認して、快適な状態でお客様に引き渡せるように尽力するべきと思います。
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